1987

CATCH/THE CURE/FROM
KISS ME,KISS ME,KISS ME
(THE CURE)
1989年の夏のこと、なんか体が熱いので熱を計ってみると38度熱があった。でも、きつくない、何かハイである。非常に機嫌がいい。騒いだあげくに手から発疹がでてきて、水ぼうそうであることがわかった。26歳の夏のこと。即、入院と言うことで隔離された部屋で入院生活。短い時間だったが、ラジオをずっと聴いていた。そのころに聴いた曲。愛しのキュアーである。何か素っ頓狂な声、とにかくユニークな声なのだが、心に引っかかる。ロバートスミスのソングライティングと声がこの人たちのすべてかもしれない。80年代から90年代にかけて、イギリスとアメリカで人気があったが、なぜ日本では売れなかった。自分は化粧をして歌う男のバンドに好きなバンドが多いのだが、この人たちもその代表である。
 ラルクもぱくったJUST LIKE HEAVENが入っているキス ミー、キス ミー、キス ミーの2曲目に入っている。「何でぼくは君になれないの」というWHY CAN'T I BE YOU?も入っているキュアーの魅力全開のアルバムの中の静かなパートを受け持っている。さびしげなヴァイオリンの音、スミスの切ない歌声と落ち込んでいた自分を癒すには充分の曲だった。
(2000年12月23日)

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